ブラック企業は辞めるが勝ち!利用するのも勝ち!
元ブラック企業の社員のやほほです。
今もその会社に勤めているのですが社長が世代交代して脱ブラックになりました。
自分が入社した時は月の手取り18万円弱でしたね。
3ヶ月休みが全く無かった事もありました。
ブラック企業に入社した人は理不尽な仕事を押し付けられたりしたと思います。
辞めたいと思ってもなかなか踏ん切りがつかないですよね。
ブラック企業の怖いところは、上の人みんなそれが当たり前だと思ってる人たちの集団ということですね。
実体験を元にその闇を書いていきます。
自分が体験したブラック企業の実態
ブラック企業自慢をするわけではありませんが大変だった時期はあります。
繁忙期などはどこの企業も忙しく、残業したりするはずですがブラック企業は常にその状態です。
ブラック企業の繁忙期は凄まじいです。
自分が実際に体験してかなり黒いなと思った部分を公開します。
休みが異常に少ない
先ほど書きましたが3ヶ月休みがもらえなかったことがあります。
当然残業手当や休日出勤手当も一切無く、固定給のみです。
なぜ休みを貰えないのか聞いてみたところ、勉強してる身だからだそうです。
『会社にまだ利益を上げられないんだから仕事に出て覚えるのは当たり前との事。
自分で利益を出せるようになって初めて会社から評価される。』
ちなみに求人票では土日祝日休みです。
土日にしかできない仕事があるので自分には当てはまりません。
土日休みが会社で定めた休日なのに、土日にしかできない仕事があるって意味分からないですよね。
それならそうと求人票に書くなり面接で伝えてほしかったです。
自分の仕事が遅いから土日返上なのはわかりますが、会社都合の作業で土日出勤するのに手当が無いのは不毛でした。
仕事の時間がバラバラで体調管理が難しい
営業兼現場管理をしているため毎朝出勤時間がバラバラです。
営業で仕事を取ってきて自分現場をおさめてから請求しますよね!
営業→現場調査→見積り・図面作成→施工業者と現場調査→現場管理→請求。
ここまでが大体の流れになります。
・ブラック企業の繁忙期
朝6時に現場直行で19時には終わります。
21時から別現場で午前4時ごろに終わります。
そのサイクルでなんとか時間をつくり他の案件の現場調査や資料作り、見積もりまでをこなさないとお客さんから遅いとクレームが来ます。
これ一人でやる仕事量じゃ無いですよね。
寝るのは車の中で次の現場が始まるまでの間です。
こんな生活1週間もやったら嫌になりますよね。
ブラック企業の繁忙期は結構大変です。
ちなみにこの時期の休みとは午前か夜の仕事がない時間のことを言います!
こんな生活してたら体壊すので何度やめようと思ったことか。
・休みは前日になるまでわからない
時々土日休みになる事がありました。
それは土日が外の現場で当日の朝豪雨で作業中止になるからです。
休みになる条件はたまたま仕事が空いた時か当日の天気次第です。
たまたま休みになる時は先方の都合で日程がずれるパターンですね。
それが早めにわかれば別の仕事を代わりに受けます。
施工日間近でキャンセルや日程変更が出た時のみ休みになります。
また、自分の仕事がなくても上司などの仕事があれば土日は同行です。
休みの予定が間際になるまでわかりません。
今の嫁さんは当時彼女だったので遊びに行く予定が立てられなく怒っていました。
ブラック企業をなかなかやめられない理由
仕事が過酷だった為、やめたいと思った事が何度もありました。
なかなか辞めることに踏み切れないんですよね。
辞めた後の不安要素が大きいことが原因になります。
その原因とは何か。
- 次に就職するまでの期間
- 3年経って一人前という呪縛
- 給料が無い期間の固定費
- お付き合いしている人との関係
- 他の社員に申し分けない
自分はこんな感じでした。
やっぱり次の就職先を見つけるまでの固定費は不安でした。
実家が近くにあればやめてもなんとかなりますが、自分は田舎から出てきているので賃貸物件に住んでいました。
家賃や携帯代など払えなくなったらどうしようと不安でした。
すぐに就職先が見つかれば良いがそんなに簡単では無いですからね。
ブラック企業をやめたいと思っている人は多いと思いますが、実際に辞めるとなるとなかなか難しいことなんです。
ブラック企業の社長の考え方
自分は仕事上いろんな下請会社の社長と会いますが、みんな新しい事を取り入れることに躊躇しているのが傾向です。
あと、社長クラスの人はみんな同じ事をいいますね!
「この業界は昔からこれが当たり前だから!」
若者からしたら、昔の話とかどうでもいいですよね!
自分も今の会社の歴史とかどうでもいいので気にしたことありません。
時代の変化についていく気がない
要は変わろうとしないってことですね。
理由は簡単で自分が知らないことに飛び込みたくないから。
新しいことするには労力が必要でそれが面倒だからです。
ブラック企業の社長には結構この考え方が共通してあります。
世の中にはいろんな設備を活かせばもっと効率良くなるのにしないんです。
何故なら費用がかかるし、新しいことを思えなければならないから。
自分の業種だとそんな傾向がみられます。
これは自分が感じたことなので、その社長さんたちがみたら違うと言われるでしょう。
でもブラック企業で働いている社員の方達は共感できると思います。
そんな思考の人がトップの会社は辞めることをお勧めします。
まずは交渉しましょう。
ブラック企業を利用しよう
自分はこの方法で脱ブラック企業に成功しました。
タイミングを待って給料と労働時間の交渉です。
自分は丁度上司が社長に変わったタイミングで交渉しました。
上司のお客さんや業務を自分が引き継いだタイミングですね。
今辞められたら困るというタイミングでの交渉です。
その場で具体的な数字を出して給料と休みについて話し合いました。
上司目線だと、3年も自分の考え方や仕事のやり方を教えてきた社員を手放したくないんだろうなと思いました。
上司の考えとやり方を熟知した自分は使いやすいので残したいはずだと。
実際に交渉はうまくいったので自分は今の会社で仕事を続けています。
現社長が法学部を出ているからなのか結構ホワイトになりました。
社員が少し増えたのと仕事量の分担で社内環境も良くなりました。
ブラック企業をすぐに辞めた方が良い理由
交渉してみて難しいのであればすぐに辞めた方がいいです。
今自分が務めている会社が、またブラック化するのであればすぐに辞めます。
自分の時間ができるのって結構素晴らしいですよ!
全然生活の質が変わったと実感しています。
仮に給料が下がったとしても自分はホワイト企業に行きます。
家庭環境やローンなどですぐに辞めることができない人は多いと思います。
ブラック企業で時間が取られるのであれば辞めてホワイト企業に就職して足りないお金は自分の決めた時間でバイトなどをして補えばいいだけですから。
なかなか難しいとは思いますが自分の身に危険を感じたらすぐ辞めてください。
例え上司や同僚から辞めるなんて逃げだと言われようが、辞めたら会わなければ良いだけなのでそんなの関係ありません。
健康であればなんとかなります。
自分のフォロワーで結城さんが実際に被害にあっています。
始発から終電のスケジュールを週6日
— 結城直人@勉強を教えたくない塾長 (@yuki_naoto1019) 2018年7月22日
3ヶ月続けて、蕁麻疹といきなり号泣して会社に行けなくなりました。
そんな経験者です。
これからもよろしくお願いします
相当過酷だったんだと想像できます。
自分の体に限界がきてからだと遅いので逃げるのは早めに!
逃げるが勝ちです!!
まとめ
自分がブラック企業で働いて感じたことを書きました。
ブラック企業の退職方法などは前の記事で書いたので省略しています。
実際に働いたこのある人は分かりますがなかなか辞められないんでよね。
会社側の意見で、会社に利益をもたらすことができないのに給料の交渉なんてするなという意見もわからなくはありません。
会社だって最低でも給料分は働いてもらいたいんでしょうからね。
だからといって休みがなかったり過度な残業を強要するのはおかしいです。
社員を労働力としかみていない会社が多いので気をつけたいですね。
実際に自分が経験したことを書きました。
まだまだブラック企業ネタはたくさんあるので気が向いたら書きます。
営業なのでブラック企業で働く社員やブラック企業の経営者との繋がりも有り、けっこう深い闇まで書けます。
自分が言いたいことは逃げることは負けではないということです。
別に新しい会社でうまくやればしれで良し!
意地悪な上司が『この会社辞めてもそのレベルではどこでもやっていけない。』などと言ってくることでしょう。
そんなことは新しい会社で働いてみないとわからないので気にしないようにましょう。
自分にとってより良い生活ができることを願っています。